ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 【リレーエッセイ】「子育て応援隊」/2017年02月1日発行

【リレーエッセイ】「子育て応援隊」/2017年02月1日発行

更新日:2017/02/01

今回のエッセイは、川村好里さんからのバトンです♪

筆者

塾講師  加藤有喜子さん

「子育て応援隊」

 「あれ?双子ですね。」
初めての妊娠での一言は、夢にも思わないものでした。
身内にも友人にも双子を育てている方が無く、転勤族、仕事で毎日遅い夫、不安だらけの子育てがスタートしました。

 男女平等と言われて育ち、出産前は男性ばかりの職場で未熟ながら対等に仕事をさせていただき、外で仕事をすることしか知らなかった自分が、出産で仕事も辞め子育ての毎日となり、自由の無い睡眠不足の毎日にストレスを感じることも多かったですが、母親というものを改めて思う機会となりました。お母さんって
すごいですね!

 双子のバタバタ育児にもう一人加わり、幼子3人抱えてのほぼ軟禁生活。健診で言葉の遅い双子に「お母さん、お子さん達にたくさん話しかけて下さい」と言われても、幼児との会話は「おはよう」「ごはんだよ」「美味しいね」「ねむいね」と私の言葉の少なさに苦笑い状態でした。
そんな孤独で身動きが取れない中でも、近所の方や子どもの習い事を通じて、知り合いのいない土地でも助けてくれる人が必ずいてくださいました。元気な時はなんとかなるけれど、誰かが病気になるとどうにもならず、本当にありがたかったです。

 そんな中、転勤で海外へ行く機会がありました。行った国は非英語圏で日本人学校もなく子ども達はインターナショナルスクールへの通学を余儀なくされました。転勤が決まってから行くまで数カ月しかなく準備もままならず、私の英語は買い物ができる程度で子ども達も自己紹介しかできない状態でした。
子どもは言語習得が早いとは言え小学生だったので、いきなり英語で全教科習うのはつらかったと思います。担任の先生からも「僕はお手上げ」と言われ、私は我が子が先生からどうにもならないと見放された思いで落ち込み、多少はマシと次の日から私も子どもと一緒に授業を受けることにしました。

 その中に英語の補習クラスがありました。補習クラスの先生は非英語圏から来た子供たちとその親とも多く関わっているので、私の気持ちを察したのか「お母さんは大丈夫?私もスペイン語が苦手だったわ」と優しく話しかけてくれ、とてもホッとしたのを憶えています。
 こんなに苦労した英語でしたが、帰国してからは「子どもは覚えるのも早いが、忘れるのも早く」今は普通に英語も勉強しています。語学ではこんな我が家でしたが、日本以外の国と人々を全身で感じるという意味ではかけがえがない体験となりました。

 国内外いろいろなところで生活をして来ました。子育てをし、人とつながり、たくさんの人に助けてもらってきました。
 今は、たくさんの子どもたちに「いろんな世界があるよ!」と伝えたいし、大人が元気だと子供も元気になるので、いろんな方と話す場と「必ず助けてくれる人がいるよ!」と伝えたくて、ボランティアで『子育て応援座談会』を仲間と開いています。今まで助けてくださった方々に直接お返しが出来ないぶん、身近な方々にお返ししていこうと思います。




g-plusone