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「災害がおきたとき、活かす私のチカラ 」公開プレゼンテーション
女性防災プロジェクト
「災害がおきたとき、活かす私のチカラ 」公開プレゼンテーション
更新日:2018/03/27
開催日時 |
3月10日(土) 14:00~15:30 |
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コーディネーター |
神原 咲子 (高知県立大学大学院看護学研究科 准教授) |
災害時のトイレや避難所のプライバシーなど、立場によって異なる被害の実態や必要な対策について学びながら、参加者が感じる不安や課題について、解決するため新しい防災活動を検討してきた女性防災プロジェクトの1年間の成果を発表する公開プレゼンテーション。
昨年6月からスタートし2カ月に1回程度、20代から60代、職業や年齢もバラバラなメンバー24名が4つのグループに分かれ、災害がおきたときの自分の不安や課題について解決策を検討。自主防災組織の方と意見交換を行ったり、防災キャンプに参加したり、マンションで防災講座を開催したり、実際に防災食をつくってみたり。
そんな経験を踏まえての各グループの提案は、今まで防災分野で注目されにくかったことばかりで、高知県や高知市の防災担当者からも、今後の実用化に向けてたくさんのアドバイスをいただきました。
・グループ名:避難所プロジェクト
避難所や地域の防災活動において声を上げることが難しい女性の課題から、避難所で自分の特技やスキルを活かした活動をサポートする「できますカード」を提案。
・グループ名:フードアクション
生きのこった後問題となる食事に対する不安から、平常時から栄養バランスに気を付けた食事づくり、パッククッキングによる調理、防災植物の活用などを提案。
・グループ名:まごの手ガールズ
高齢者・独居女性・子育て世代といった立場によって異なる不安を解消する防災対策を提案。高齢者の関心の低さや食事の問題、一人暮らしだからこそ平時からの緊急カードの携帯、子どものためのおもちゃなどがたくさんある保育園を子育て世代の避難所になど、多彩な内容でした。
・グループ名:みんなで活きのこり隊
地域で災害後もみんなが元気で再会できるんだろうかという不安から、人々の危機意識を高める活動について検討。それぞれが持っている情報を共有する機会の重要性について提案。
各グループとも、最後は笑顔で「活動を続けたい」「これから、こんなことをしたい」という言葉で締めくくり、来年度以降への活動が楽しみな発表になりました。
プレゼンテーションの様子
参加者の感想
- 一年間を通じて成し遂げるプロジェクトという試みがよかった。
- 避難所においても女性に役割があることを学んだ。防災キャンプに参加することで、避難所は自分たちで運営するということに気付けた。
- いっぱい学べ、いっぱい気づけ、グループ活動でないとできないことができてよかった。同じ想いの仲間と一緒に活動できました。
- 素晴らしい仲間づくりができました。メンバーとの新しい出会いと同じ方向に向けてのコミュニケーションの楽しさを感じる時間でした。