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【講座終了報告】
令和4年度 犯罪被害者支援講演会
子どもを性暴力の被害・加害から守るために
~私たち大人がすべきこと~

更新日:2023/04/04

開催日時 2023年2月26日(日) 13:30 ~ 15:30
講師 小笠原 和美((慶應義塾大学SFC研究所上席所員(現・群馬県警察本部長)))

講師には、慶應義塾大学SFC研究所上席所員で、群馬県警察本部長でもある小笠原和美さんがオンラインで登壇しました。

はじめに、2つのキーワード“1 is too many.” 一人でも、一度でも、多過ぎる、“Nothing will work unless you do.”あなたが動かなければ何も変わらないこと、また、子どもを性暴力から守るための三本柱として「予防教育」「市民啓発」「文化の醸成」が必要であることを話されました。

日本の刑罰や被害数の現状や加害する側の動機、被害を受ける子どもたちが置かれている状況などを学びました。被害にあった子どもたちが声をあげる術を知らないまま大人になり、過去の性暴力を認識したとき深い傷を抱えて苦しむことにも改めて気づかされました。
子どもたちを、性暴力の被害・加害から守るためには、性教育が大切な役割を果たします。小笠原さんが監修された性教育絵本「おしえて!くもくん~プライベートゾーンってなあに?」を題材に、小さい頃からの性教育の必要性を身近な絵本をとおして伝えられることも学びました。
子どもたちに知識と勇気を与え、言葉にならないSOSに気付き、適切に介入・支援することが重要であることを考えさせられました。

講座の様子


講座風景

講座の様子

参加者の感想

  • 子どもたちを守るためには、性暴力が起きてからではなく、日々の生活の中で子どもから発信された内容に耳を傾けてあげること、この人(親・大人)に言ってもいいんだ。相談して良かったと思える対応が基本だと学んだ。
  • 子どもへの声のかけ方が非常に参考になった。
  • プライベートゾーンについて子ども達に知識を持ってもらう事、とても重要なことだと思いました。
  • 「悪いのは被害に遭ったあなたじゃない」と子どもたちに事前に伝えておくことで、その後、自分を責める気持ちを抱くのを防げるというお話が心に残りました。性被害を完全には防げないというのは悔しい限りですが、未来を生きる子どもたちにしっかり伝えておきたいと思います。


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