ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 【リレーエッセイ】「美容師としての私の役割」/2016年11月1日発行

【リレーエッセイ】「美容師としての私の役割」/2016年11月1日発行

更新日:2016/11/01

筆者

美容室bijou 代表 北川和里さん

「美容師としての私の役割」

 私は、美容師歴33年。子供の頃から美容にはとても興味があり憧れの職業のひとつだった。
 
 勉強を諦めず、大学を出たらまた違う選択をしていたかもしれないが、美容師を選択した理由が、今、やっとわかってきた。私は、高校卒業後、当時3店舗30人ほどの高知市内の美容室に入社。美容師の道を歩み始めた。ヘアメイクは常にばっちり決めたカッコイイ先輩に囲まれ、美容師は、ファッショナブルであるのが当たり前で、時間とお金の大半は美容に使った。
 
 26歳で結婚。29歳で長女の出産を機に退職。この1年間だけ美容を離れたが、再就職し美容師を続ける。42歳で念願の独立をし1対1で完全予約制の美容室をオープンした。お客様はお断りしないといけないくらい予約が入り、順風満帆。40代過ぎての独立で、来店されるお客様も同年代以上、白髪染めとボリュームを出すためにパーマをかける方が大半。お帰りになるときは、素敵に仕上がるが、次回来店時には、褪色(色褪せ)し、ツヤなくパサついている。最高級のトリートメントをしてもツヤはその時だけ。この頃から薬剤やトリートメントに疑問を持ち始めた。メーカーがどんな新しい商品を紹介してくれても、ずっと納得がいかなかった。
 
 今から2年前、インドに自生するヘナを紹介された。ヘナの使用経験もあったが、知識はあまりなく、パーマがかかりにくい、色が選べず黒くなるというイメージだった。私も当然のように20代から明るくカラーし、30代からは白髪染めを続け、髪の分量は多いがトップにボリュームがない。最近メディアでもカラーの危険性を取り上げられているが、私自身カラー剤がヒリヒリとするようになっていた。
 
 そんな時に出会ったのが、本当にいいものを知っている美容師が選択したヘナだった。ヘナの知識も学ぶためプロ講座を受講。薬剤の本当の危険性を教わり今までお客様に提供してきたものの知識不足に驚愕だった。私はこのヘナを選択し、シャンプー、トリートメント剤の使用をやめた。髪本来の美しさを追求するようになり、お客様の髪もどんどん綺麗になっていく。私も髪は艶々、ふけのように剥がれていた地肌も改善され、今は、ヘナの自然の香りに癒されながらお客様と共に過ごす時間を楽しんいる。
 
 9年前独立という大きな目標を達成し、その後2~3年目標を見失っていた。6年前私には、メンターができた。目標設定をし、自己認知を上げる事を学びながら日々実践しメンターに確認をすることを続け美容に対する考えも随分変わって来た。長時間労働、店は空けられない、が当たり前だった。今は集中して仕事し、時間を作って学び成長する事をしている。とにかく今が楽しい。出会った方みなさんに喜んでいただける美容師として、県内外に情報発信し、学んだ事を活かし人材育成もしていく。現在51才。新しい出会いにワクワクしている。




g-plusone