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-わたしたちで守る!高知の未来-
(第2回)防災課題を理解する
【講座終了報告】休眠預金活用事業 令和6年度女性防災プロジェクト
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(第2回)防災課題を理解する
更新日:2024/06/01
開催 | ソーレ会場:2024年5月18日(土) 9:30~17:00 県東部会場:2024年5月19日(日) 9:30~16:30 |
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講師 | 斉藤容子(関西国際大学 客員教授) |
令和6年度女性防災プロジェクト全5回の第2回がソーレ会場(5/18)、県東部会場(5/19)でそれぞれ開催されました。
第2回のテーマは『防災課題を理解する』。まずは4月17日(水)に発生した豊後水道を震源とする震度6弱の地震について、受講生自身や家族がその時どのような行動を取ったか、を思い出しながらタイムラインを作成しました。またもしそれが南海トラフ地震であったなら、を想定し、日常・発災、そしてその後までを、時間を追って検討しながら、あらためてタイムラインを作成しました。災害時の行動について様々な想定を考慮しながらのワークから、正解はなく、常にベターを目指すことの大切さを受講生たちは感じ取りました。
お昼は備蓄のアルファ化米を調理実習。実際に被災したときに出来る工夫や配慮について、意見交換を行いながら試食しました。
午後からはジェンダーHUG体験を実施。地域の状況をイメージしながら避難所で発生する困難を理解することを目的としました。ソーレ会場ではジェンダーHUGの考案者である高知大学4回生の岡本氏と成岡氏をゲストに迎え、開発に至った経緯をお話いただきました。ジェンダーHUG体験が始まると、受講生の皆さんは意見を出し合い、何がベターなのかを探りつつ、熱心に避難所運営に取り組みました。
参加者の感想
- 今まで大雑把に昼間と夜間、仕事日と休日といった形でしか考えていなかったので、詳細なタイムラインの必要性に気づきました。
- 部屋に荷物がありすぎると逃げるのが遅くなりやすいこと、1階にいた場合の逃げ方や津波の到達時間の把握が必要であることが分かった。また、冬や夜の避難は危険度が上がるのでその時の状況に応じた対応が必要だと気づいた。
- 日頃よりジェンダーの考え方を意識することが大切ですね。その地域がパートナーシップ制度を制定しているか、日常の考え方が大切だと本当に思いました。今後の活動にもつながることです。
- 初めてHUGをやりましたが、なんて難しいんだ!!と言うのが正直な感想。すごく疲れました。チームでも人それぞれ考え方が違うので、答えのない答えを見つけるのに苦労しました。ジェンダーについて、もっと勉強しなければいけないと思いました。
- みんなで、知恵を出し合い…視点の当て方により配慮の仕方や考えの変化があり学びの場でした。