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令和6年度地域連携フォーラムin安芸市 『防災に一人ひとりの力を』
【講座終了報告】
令和6年度地域連携フォーラムin安芸市 『防災に一人ひとりの力を』
更新日:2024/10/30
開催 | 2024年10月6日(日) 13:30~16:00 |
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講師 コーディネーター |
講師 浅野 幸子(減災と男女共同参画研修推進センター共同代表/早稲田大学 地域社会と危機管理研究所招聘研究員) コーディネーター 山崎 水紀夫 (さんすい防災研究所代表/高知防災プロジェクト代表) |
これまでの大規模災害の経験から、誰もが防災や復興のあらゆる場面に参画できる地域づくりが必要とされています。近い将来、高知県に必ず発生すると言われている南海トラフ地震に備えて、様々な立場の人の参加と連携により、防災に一人ひとりの力を取り入れ、地域の防災力を高めることを目的にフォーラムを開催しました。
フォーラムは、岩川 明莉さん・杉藤 彩音さん(安芸高校生)、大坪 里緒さん(高知大学生)ら、こうちJBL(女性防災プロジェクト県東部会場修了生)3名による防災・減災アクションプラン発表で幕を開けました。
続いて浅野 幸子さんを講師にお迎えし、『地域防災力を決定づける多様性の視点~能登半島地震をはじめとした被災地の現実から~』と題し、ご講演をいただきました。阪神大震災以降、幾多の災害を経ても変わらない日本の現状から、男女共同参画の視点なしに語れない社会課題が災害時の被害拡大にも抑制要因にもつながることや、その解決の糸口など、実情に即したお話に参加者は深く頷きました。
後半の座談会は、さんすい防災研究所の山崎代表をコーディネーターに、小谷純夫さん(安芸市自主防災組織連絡協議会 会長)、千光士 学さん(安芸市危機管理課長)、仙頭 ゆかりさん(安芸市自主防災組織連絡協議会女性部会長)
前田 貴子さん(こうちJBL:令和6年度女性防災プロジェクト(県東部会場)修了生)、水野 雪絵さん(こうちJBL:令和6年度女性防災プロジェクト(ソーレ会場)修了生)の合計5名が壇上にあがりました。それぞれの活動内容紹介や、問題点などを発表。それに対し、アドバイスや実際にあった例などが示され、最後は会場参加者も一体となって「元気じゃこ!がんばるじゃこ!」の安芸市ならではのかけ声がホールに響き渡り、一体感のある座談会として賑やかに終了しました。
参加者の感想
- 若い3人の発表で高知の未来は明るいなあと思いました。若い子達が中心になって防災を考える事はとても素晴らしいと思いました。
- 色々な地域の具体例を沢山してもらったので、とても分かりやすく理解できたと思います。私達女性の力もとても大切な事も再認識しました。
- 地域での結びつきが強ければ、犠牲者を減らせる可能性が高くなりやすかったり避難所運営がしやすくなったりする。日常に防災を取り入れ、楽しく学ぶことが地域の人や若者を巻き込んで防災活動を行うことにつながる。
- “○○で困ってる"など悩みを伝えやすい環境や伝える力は災害時、避難所運営するうえで非常に重要であると学んだが、日常生活から大切にしていかないといけないと思った。