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県民向け講座「もう会えない人を思う夜に」
【講座終了報告】
県民向け講座「もう会えない人を思う夜に」
更新日:2025/08/07
開催 | 2025年8月2日(土)13:30~14:30 |
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講師 | 坂口 幸弘(関西学院大学人間福祉学部人間科学科教授/ 同大学「悲嘆と死別の研究センター」センター長) 赤田 ちづる(同大学「悲嘆と死別の研究センター」 客員研究員) |
本講座では、「グリーフケア」をテーマに、亡くなった大切な人を思う気持ちをどのように受けとめ、日々を過ごしていくかについて、講師の活動経験を交えながらお話しいただきました。
今回は多くの方から関心をお寄せいただき、定員を大幅に上回るお申込みがありました。それだけ多くの方が、大切な人を失った悲しみを抱えておられること、そしてグリーフケアへの理解と関心が高まっていくことを願い、お申込みいただいたすべての方にご参加いただけるようにしました。
お二人によるお話は、参加者一人ひとりの心に深く届きました。「悲しみをなくすのではなく、悲しみの形を変えていく」「大切な人の死によって、失ったものと失っていないものを見つける」といったメッセージが、とても印象的でした。
また、両講師からは、2024年に福井県で設置された「天国とつながるポスト」についてのお話もありました。全国から寄せられたお手紙を、現在ソーレ1階アトリウムにて展示しています。

参加者の感想
- 母の死から20年が過ぎましたが、哀しみは今もなお心の中にあります。この講座を通して、それが当たり前のことなのだと気づくことができました。
- 自分が抱えている思いは、他の人も同じように感じていることを知り、「一人ではない」と少し心強く感じました。少しずつ前を向き、進んでいくためのヒントを見つけられたように思います。
- 講座で紹介された事例から、グリーフを抱えた方々のその後を知ることができ、「このままの自分で大丈夫なんだ」と思え、心が軽くなりました。