-
トップページ > 【講座終了報告】女性防災プロジェクト2025
第4回アクションプランを作る・防災座談会
【講座終了報告】女性防災プロジェクト2025
第4回アクションプランを作る・防災座談会
更新日:2025/09/08
開催 |
2025年8月24日(日) 13:00~16:00 |
---|---|
講師 |
斉藤 容子 (関西国際大学 客員教授) |
4月からスタートした女性防災プロジェクト2025の最終回。
講座に先立って、受講生有志による炊き出し(50人分が作れるアルファ化米の調理配膳)を、聴覚障害を再現した状態で行いました。体験した受講生たちは、「耳が聞こえないと想像以上に心許ない」「意思の疎通ができているか不安で、ふだんできていることができなくなった」などの意見があがり、不安を減らすためにもコミュニケーションボードの存在や使い方の確認など、避難所運営に至る前の配慮が必要と再認識しました。
講座ではまず最初に斉藤講師が、講座内容のおさらいとこれまでの振り返りを行いました。4月にジェンダーと災害の関連から日本社会の男女不平等を知ったこと。5月には、日常から多様な参画が可能となる社会づくり・地域づくりの重要性について考えたこと。6月のフィールドワークでは土地の持つ課題や強みを知り、自分の地域に落とし込んだこと。7月には防災や避難所運営で満点をもとめず、臨機応変に対応できる力を養うことの大切さなど。そしてそれを今後どのように受講生各自の行動に反映させていくか考えました。
その後、受講生は本講座のゴールであるアクションプラン(地域活動計画)を完成させ、一人ずつ発表を行いました。
続く防災座談会では、仙頭ゆかり氏((公財)こうち男女共同参画社会づくり財団評議員/安芸市自主防災組織連絡協議会女性部会長/川向地区防災会事務局)、福冨真子氏(こうち減災女子部副部長)、高知県南海トラフ地震対策課地域支援班チーフ井上政彦氏、高知市地域防災推進課地域防災推進担当係長芝 竜彦氏・永野 塁氏らにゲスト参加いただき、意見交換・情報共有を行いました。
最後にソーレ館長から受講修了者に修了証が手渡されました。







参加者の感想
- 基本、ものぐさな性格の自分は、こうちJBLの後押しや参加者からの刺激のおかげで、行動に移すことができています。感謝しかありません。5ヶ月間ありがとうございました。
- 講座に参加したことで自分の意識が変わったと感じます。情報交換できる仲間とも繋がれて嬉しく思います。
- 私は、南海トラフ地震に向け、心が折れそうな状況を想定していました。しかし、講座で自主防災のネットワークに繋がり、次のアクションを可視化し、今からできること、やりたいことに気付きました。まず、身近な活動に参加し、普段から積極的に防災・減災に関わり地域づくりを目指します。
- アクションプランを完成させたことで、今までの理想ばかり追い求めて何も前に進まない状態から、足元を見て一歩ずつ、できることを進めていくしかないと覚悟が決まりました。
- アクションプラン作成ワークショップで、出来なかった事を考える作業で期限を切って動く事で次の新たな行動が取れる事に気がついた。災害はいつ来るか分からない。早め早めに行動し後悔をしないようにしたい。学んだ事を忘れない為にも、早めにアウトプットしていく。