ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 2015年4月1日発行メールマガジンより

2015年4月1日発行メールマガジンより

更新日:2015/04/01

今回のエッセイは、高知県庁県民生活・男女共同参画課の森昭浩さんからのバトンです♪

筆者

高知県庁県民生活・男女共同参画課 男女共同参画・NPO担当チーフ 田中健さん

男女共同参画に関する雑感

 私は、一昨年の10月から、県庁で男女共同参画の推進に関する業務に携わっています。
 ここでは、男女共同参画に一年半携わって、個人的に感じていることを二点述べたいと思います。
 
 一点目は、男女共同参画の取り組みの難しさについてです。
 男女共同参画は、あらゆる分野において、「男女」が「共同」して「参画」できるような社会を目指す取り組みですが、その手法としては、大きく2つあると考えています。
 一つは、法律など「制度(しくみ)」を整備すること。もうひとつは人々の「意識(気づき)」を変えること。地方公共団体たる県においては、後者の意識啓発が中心的な取り組みになると考えます。
 男女共同参画に関する一般的な意識啓発の内容と言えば、「家庭における固定的な男女の役割意識を改める」「仕事と家事・育児・介護との両立を男女が共に担う」「地域活動や防災などあらゆる分野に女性の視点を取り入れる」といったものが挙げられます。これらは、例えば交通安全や健康づくりの啓発などと比べて、「女性(男性)としての生き方全般」に訴えかける点で特徴があると思っています。
 「生き方全般」を見直すことにつながるような、有効な働きかけとは?
 男女共同参画に携わるようになってから、常に念頭にあるものです。
 
 二点目は、女性の活躍推進についてです。
 皆さんご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、国では、女性の活躍を最重要課題の一つと位置付け、民間企業や地方公共団体などに、管理職に占める女性割合など何らかの具体的な数値目標の設定を義務づける新しい法案を提出するなど、様々な取り組みを進めています。
 昨年4月に内閣府が公表した資料(総務省が行う就業構造基本調査をベースに都道府県別にランキング形式で公表)によると、働いている人に占める女性割合、管理職に占める女性割合、起業した人に占める女性割合のいずれも高知県が全国一位との結果でした。
 これを受け、一部には、高知県は女性の活躍が最も進んでいる県との報道もなされましたが、実態として、決してご本人の希望に沿った形での「活躍」ではなく、色々な事情がある中での全国一位なのだろうと推測しています。
 一昨年県が行った世論調査によると、女性が働くにあたっての課題のベストスリーは、一位「勤務時間が長時間かつ固定的で家庭と仕事との両立が困難」、二位「出産等で退職した女性が再就職を希望しても支援する制度がない」、三位「男性が家事、子育て、介護等を手伝ってくれない」でした。 
 この結果を踏まえると、本県が本当の意味でより一層女性が活躍する県となるためには、
・(長時間労働を前提とした)働き方を見直すことと、
・男性が率先して仕事以外の生活を大事に想うようになること、
が重要だと感じており、これらが進むことによって「女性が活躍する」環境が一層整うものだと思っています。




g-plusone