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【リレーエッセイ】「遅ればせながら、カジダンのすすめ」/2016年2月1日発行

更新日:2016/02/01

筆者

こうち男女共同参画センター  森本由香

「遅ればせながら、カジダンのすすめ」

 夫の了解を得る事ができたため、我が家の話を少々・・・
男女共同参画センターで、男性の家事参画を応援する講座の担当をしている私ですが、我が夫はというと、カジダン・イクメンからは程遠く、世の中の優秀なパパたちに感心し、うらやましいと思っている妻の1人です。

 子どもたちがまだ小さい時、優秀なパパがうらやましいと思いつつも、あまり真剣に夫の協力を望んでいなかったのは・・・私が、ダメ夫好き!もあるかもしれませんが、1番は、私の両親が健在で近くに住んでいて(私たちが近くの住処を見つけたというのが正しいかも)、家事も育児も、全面的にサポートしてくれたという、恵まれた環境だったからだと思います。

 子どもが保育園に通っているときは、朝は私が園まで連れて行くものの、帰りのお迎えは、おじいちゃんかおばあちゃん。熱が出たという連絡が入ったら、母に連絡。なので、保育園を選ぶときの1番の条件は、母が自転車でも迎えに行けるように、実家から近いという事でした。帰りのお迎え主担当の父は、その当時、長男が大好きだった工事現場のショベルカーを見せるために、毎日100円を使い(100円トンネルだった頃)蒔絵台の造成現場に通っていました。

 こんな感じで、近くに頼れる・孫っちに甘い両親の存在があったからこそ、子どものおむつ替えは、おしっこならOK!でもウンチの時はそっと元に戻してしまうという夫でも、手伝ってくれない・何にもできないで喧嘩にならずに済んできたのだろうと思います。

 月日は流れ、子どもたちにあまり手がかからなくなり、時間に余裕も出てきたはずなのに、私の心の余裕がなくなってきたのか、体力の限界か、以前は感じていなかったはずの不満の種が1つ又1つと芽ぶき、育っているような嫌な予感・・・
 何かの折に、つい友達に夫の愚痴を「言わんとしてくれんがよね!」とこぼすと、友達から「言うたらしてくれるがや。いいね!」という言葉が返ってきました。なんか、目からウロコでした。頼んでしてくれない訳ではなく、気がついてないだけかも知れないから素直に頼めばいいというアドバイスでした。たまには、人に愚痴ってみるものです。

 家事に不慣れな夫に協力してもらうには、私が完成度にこだわっていないものからと考え、まずは食後の片づけ・食器洗いから始めてみました。「これから、自分の使った食器は自分で片付け洗うというシステムに変えてみました!」と宣言してからしばらく経ちますが、真面目に夫だけは、そのシステムを守ってくれています。最近は、洗ってくれる食器の数が増えつつあります。何も言ってないのに・・・ちょっと嬉しい進歩です。

 息子たちは、食器を洗う事までは、めったにしてくれませんが、たまに私が「片付けたくない!!!」とゴネてゴロゴロし始めると「全く!しょうがないね」と言いながら、残りの食器を片づけてくれます。ちょっとほっこりする親子のコミュニケーションかなと思っています。
 という訳で、我が家のゆるいカジダンのすすめは、してくれるのが当たり前と思わず、して欲しい事をちゃんと伝える事です。完璧を求めずに!

 最後に、ちょっと調子に乗り始めた私は、夫が休みで私が勤務の日、出かける時に必ずこう言って出かけます「気が向いたら掃除しちょってね!」。
夫が聞こえないふりをしていると思ったときには、3回ほどリピートして・・・




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