-
トップページ > 天国とつながるお手紙展 > 【講座終了報告】女性防災プロジェクト2025
第3回 防災課題を意識する
【講座終了報告】女性防災プロジェクト2025
第3回 防災課題を意識する
更新日:2025/07/23
開催 |
2025年7月13日(日) 13:00~16:00 |
---|---|
講師 |
山﨑 水紀夫 (さんすい防災研究所代表) |
女性防災プロジェクト2025全5回の第3回が開催されました。
講座に先立ち、有志によるアルファ化米の炊き出し体験を行い、実際に自治体が備蓄している製品の状態を確認しながら、開封・調理・配膳に挑戦しました。
講座では、最初に6月15日(日)に実施したフィールドワーク「未災地ツアー」を振り返りながら、自分の住む地域の防災上の強みと弱みを書き出す個人ワークと、グループ内発表を行いました。各自が住む地区に落とし込みを行うことで、地区のリスクについて改めて認識することができました。
その後、避難所運営に関する講義を受け、被災時に配慮すべきことは何か、そのために持つべき視点とは何かを探りながら、グループごとにイラストを使って避難所の配置を考えるワークを行いました。グループ内で飛び出す様々な意見に折り合いをつけつつ、時間に追われながら課題に次々と対処しなくてはならず、受講生たちは四苦八苦。
最後に講師から避難所運営やそこに至る前の日ごろの準備や心構えについて講義があり、受講生たちはそれぞれにヒントと気付きを得ました。







参加者の感想
- 講師が『日本は平等性を重視する。』と言われてました。これまでの生活で、知らず知らずのうちに、刷り込まれてしまっていることに気づきました。100点満点ではなく、『まぁ、いいか。』と思えたら、気持ちが楽に、救われることもあるんでしょうね。
- ワークでは、少人数のグループ内でも個々の違った生活環境から様々な意見が出た。災害時には大勢の方の意見が飛び交う事が想定される。普段から町内の方と交流を持っておく事でスピード感を持って、相手の能力を最大限に引き出す事が出来ると思った。と同時に、私の能力はなに?と考えることになった。
- オムツ交換、授乳とか一緒の部屋でいいと思ってたのですが、そうだジェンダーのこと!お父さんもいる、全く抜けていました。
- 今回は、手話通訳の方が参加しているグループで活動をすることができ、色々な気付きをいただきました。日頃からの地域コミュニケーションがいざという時に一番役に立つ、ということを講座を通してずっと学んできました。今後の自治会活動では、人の話を聞く姿勢を持ち続けていくように努力します。
- 先生が完璧を求めず70%程度で…と講義でおっしゃってくれたことが印象的で、ワーク中でも時間内にとりあえず一生懸命みんなで考えて、実際に配置などは日数経過と共にコミュニケーションをとりながら変更し、より良い避難所生活が送れるようにできるようにしていきたいと思いました。