今回の講座は、日本初の男性専用電話『男』悩みのホットラインを開設し、2004年より代表を務められている濱田智崇氏を講師に迎え開催しました。
　ジェンダー（社会的な性別役割）とは何かということや、日本のジェンダーの現状について、そして男性相談からうかがわれる、男性が感じている生きづらさなどについて学びました。また、互いにそれぞれジェンダーに惑わされないようにするための考え方のヒントを教えてもらった後は、参加者３～４人でグループワークを行い、両性がお互いの意見を出し合うことで、改めてジェンダーの問題はお互いのことを認め合うことの大切さに気付かせてもらえた講座となりました。特に参加した女性たちにとっては、普段なかなか聞くことができない男性の心理や男性から見た現代社会の生きづらさについて知ることができた有意義なものになりました。

講座の様子

参加者の感想

• 男性の視点からのジェンダーについて、考えることがあまりなかったので、良い機会になったと感じた。普段とは違って、男性からの視点でジェンダーについて考えられてよかったです。
• 人間の本質とは何なのか、その上で一人一人自分らしさを持って生きていく。社会全体が一人一人を大切に助け合い支えあって、生きていけるようになればいいなと思いました。
• ジェンダーの中で障害者はこうあるべき、ということも入っている。幅広いと自分ではとらえることができた。ＬＧＢＴについての学習もするので、つなげることができてよかった。
• 女性の本質を言わないと話が軽くなると思います。
• この先生の子育て講座や、父親学級の内容・工夫などの講義を受けたいと思いました。
• ジェンダーについて、いろいろ学んできましたが、今日は男性の立場からいろいろあることだと改めて知れてよかったです。自分も思っていること、共感、たくさんあった。